カレーな香りのエチオピアン
エルサレムの青空の下に人知れず広がる
小さなエチオピア・ワールド。
そこにはアフリカのエチオピアの言葉と
料理と男たちが住んでいる。
この空間にあるドアというドアは、
なぜだか知らないけれど、とっても小さい。
それにみんな緑色に塗られてる。
エチオピアの言葉、陽気で純朴。
帽子をかぶったペンギン聖職者たち。
いつからここに住んでるの?
あ
はははは、ずーっと昔からだよ。
屋根の上にはイスがあるね。
あれ、だれか座ってるね?
左手の洞穴長屋のような住居区からは、
なんだかいい匂いがしてきた。
ひょいとのぞいてみる。
くん、くん、くん、いい匂いだなぁ。
あっ、カレーの匂いだ。
エチオピアのカレーかあ。食べてみたいなあ。
そうか、もうすぐお昼だね。
あっ、鐘がなったよ。
あっ、にっこり笑ってるね。
こんにちは。
カラン、カラン、カラン。