Monday, June 21, 2004

夢の女・・・

真っ赤なルビーの指輪が溶けて
一面が血の海のように

夢の中で思った
どうしてこの血の指輪を?

そう思ってはずした指輪には
文字が刻まれていて

どうやら人の名前のようだった

小さなヨーロッパの文字が
どうやらE...とS...とB...らしい

どうやら女性の名前のようだった

知らないはずのその名前
なぜか懐かしくじっと見つめてみたら

すぅーっと
目の前に古い一枚の写真

水色のカシミアのセーターに
おそろいのカーデガン
幸せそうに
椅子に座ってほほ笑む彼女

そう、
これは彼女の指輪だ

どうしてこれが私の指に?
じっと見つめた指輪

はっ、とした

そう、
これは私の指輪
彼女は私